国公立大学受験、看護医療受験

沖縄県立看護大学の必勝法(最新倍率、共通テスト、小論文)徹底解説

目次

沖縄県立看護大学の倍率

2025年度(令和7年度)入試の倍率

試験区分募集人数受験者数合格者数倍率
一般選抜5597551.76
高校推薦1549183.26
離・過推薦8771
学士2000
2025年度入試から一般後期が廃止され、一般前期の募集人数が55名になりました。

2024年度(令和6年度)入試の倍率

試験区分募集人数受験者合格者数倍率
一般前期5095521.82
一般後期53056.0
高校推薦1546192.42
離・過推薦8761.16
学士2000

2023年度(令和5年度)入試の倍率

試験区分募集人数受験者数合格者数倍率
一般前期50107502.14
一般後期53667.2
高校推薦1549172.88
離・過推薦81181.37
学士2000

2026年度(令和8年度)の入学試験について

令和7年度入試の実施状況を見ながら、選抜方法の検討と変更を行う可能性あり

沖縄県立看護大学の2026年度(令和8年度)入試に関する概要はまだ発表されていません(5/24現在)。昨年は2024年4月25日に選抜試験の概要(試験科目や配点など)が発表されましたが、今の所遅れているようです。

令和7年度以降の看護学部入学者の選抜試験に関するお知らせ

2026年度入試に関する発表はまだですが、基本的に昨年度入試と大きな変更はないと思われます。気になる点といえば、共通テストの情報科目を利用するか、また配点をどうするかが全国的に議論されています。

沖縄県立看護大学の特別選抜(推薦入試)について

沖縄県立看護大学を特別選抜で出願するためには、以下の出願資格を満たす必要があります。

特別選抜の出願資格に関する重要点

1高校あたり2名まで

1高等学校あたり2名までが出願可能ですので、もし自分の在籍中の高校から3名以上の方が、沖縄県立看護大学の特別選抜での出願を希望した場合、高校内で2名に絞るための選抜が行われます。

早めに進路を決めておくと有利

高校内での選抜方法は、学業成績や調査書の内容、部活動や課外活動等での実績、校長先生との面接など、総合的に判断されます。

当塾でのこれまでの経験から言うと、高校の早い学年のうちに、学校の3者面談などで、沖縄県立看護大学を目指していることを伝えておくと、学校内での選抜があった場合に有利になる傾向があります。また沖縄県立看護大学での特別選抜試験でも合格しやすいです。

プログレス進学塾では、2024年度国公立大学入試 7名中7名全員合格達成。沖縄県立看護大学3名中3名全員合格。名桜大学看護学科4名中4名全員合格。過去の合格実績はこちら

沖縄県立看護大学の推薦入試を受験予定の高校生は、早めに自分の進路先を決めて学校の先生に伝えておきましょう。オープンキャンパスにも高校1〜2年生の頃から参加することをお勧めします。推薦入試には、校長先生の推薦書が必要になることも覚えておいてください。つまり、志望校を早めに決めて受験準備をしておくと合格しやすいです。

令和7年度入試の選抜方法(特別選抜)

沖縄県立看護大学、推薦入試に合格するための基準と方法。

選抜基準について

選抜基準というのは、『この方針を持って人物を評価する』という内容を示したものです。沖縄県立看護大学の募集要項には、アドミッションポリシーに適合し、高校の成績が優秀であること、社会貢献への意欲と、強いリーダーシップ、学びの主体性を持つことを重視するとあります。

上記は、沖縄県立看護大学のアドミッションポリシーです。基本的に1〜7番まですべて大事ですが、面接試験で差がつきやすい項目に赤線を引きました。

特に、主体性(主体的)というワードはものすごく重要です。面接試験というのは、強い意欲があって、さらに主体性があると認められると高い評価を受けます。受験生の間で差がつくのもこの2つ(意欲と主体性)ですので、推薦入試を目指している方はよく覚えておきましょう。

面接試験のポイント:強い意欲があり、主体性があると認められると高く評価される。

選抜方法について

選抜方法というのは、(大学側が入学させたい)受験生をどのような方法をもって評価するのかを示したものです。

離島・過疎地域推薦、高校推薦、学士選抜の選抜方法について

離島・過疎地域推薦と高校推薦は、実績報告書と面接試験での配点が異なります。

  • 離島・過疎地域推薦の配点:学校調査書および実績報告書の評価(30点)、面接評価(70点)
  • 高校推薦の配点学校調査書および実績報告書の評価(70点)、面接評価(30点)
  • 学士選抜の配点書類による実績評価(70点)、面接評価(30点)

高校推薦と学士選抜は、学校調査書や実績報告書など、事前に提出する書類の配点が高くなっています。しかし、書類上の実績が豊富であっても、適性があるかどうかを面接試験で必ずチェックされます。

基本的に推薦入試は、強い意欲と主体性を持った方が合格しやすいです。何度も繰り返しますが大事なことなので覚えておきましょう。

募集要項が変更になることがよくある

沖縄県立看護大学は、8月〜9月以降からであっても、募集要項の内容が突如変更になることがあります。過去には、面接試験の配点が大きく変更になったりしてますので、定期的に大学のホームページで最新情報を確認しておくことが必要です。推薦入試に小論文の試験が復活する可能性もありますので、幅広く受験対策しておきましょう。特に募集要項については「これで最終決定です」のような記述があるまで、油断せずにいましょう。

令和5年10月2日更新の『選抜試験に関するお知らせ』には、「実施状況を見ながら選抜方法の検討と変更を行う可能性がある」との記述があります。

https://www.okinawa-nurs.ac.jp/nyugakuannai/reiwa7nyushi/

沖縄県立看護大学の一般選抜(一般入試)について

沖縄県立看護大学の一般選抜は、令和7年度入試より、前期日程で募集人員55人になります。後期日程は廃止されます。一般入試の前期日程の募集人数が5名分増加するため、合格しやすくなります。

選抜方法

一般選抜は、大学入学共通テストと2次試験の合計点で合否が決まります。配点は、大学入学共通テスト(700点満点)、2次試験(300点満点)。合計1,000点満点。

2次試験の配点が300点あるので、大学入学共通テストでつまづいても逆転合格が可能です。令和7年度入試から後期日程が廃止されます。前期日程での募集人員が増加されるため合格チャンスが増えます!

大学入学共通テストの科目、教科、配点

沖縄県立看護大学は、大学入学共通テストの選択科目と配点を公表しています。注目点は、新しく『情報』が加わりました。情報科目の配点は50点と高くないですが、しっかり対策しましょう。

  • 「国語」と「英語」は配点が高いです。早めに取り組むことが合格につながります。
  • 「公共、倫理」を選択すると、2次試験の小論文だけでなく、就活時の小論文試験にも役立ちます。面接試験でも最近気になったニュースをよく質問されます。看護医療系は「公共倫理」の選択が断然おすすめです。
  • 「数学」は、得点差がとてもつきやすいです。平均点前後は得点できないと合否に影響します。頑張りましょう!
  • 「情報」は新しい科目です。配点は低いですが、勉強時間の配分を考えてしっかり対策しましょう。
  • 「理科」の選択で悩んだら、(イ)「生物基礎」+「〇〇基礎」を選びましょう。

『公共・倫理』を勉強しておくと、個別試験(2次試験)の小論文対策にもなります。大学入学共通テストの社会科の選択で迷ったら、『公共・倫理』を選びましょう!

大学入学共通テスト 科目の選択は自由

大学入学共通テストは、高校で履修していない科目でも受験することができます。なので志望大学の募集要項を確認して、自分が受験で有利になるように科目を選択してください。

沖縄県立看護大学は、推薦入試の受験生にも大学入学共通テストの受験を勧めています。

沖縄県立看護大学 個別試験(2次試験)

沖縄県立看護大学は、過去問6年分を大学ホームページにて公開しています。面接試験では、志望動機書や調査書の内容、実績報告書を参考にしながら質問されます。

令和7年度入試から2次試験の配点が高くなっています。大学入学共通テスト700点満点、2次試験が300点満点ありますのでしっかり対策しましょう。面接試験で適性がないと判断されると合格できません。要注意です。

沖縄県立看護大学の過去問へのリンク

沖縄県立看護大学 小論文の過去問

令和7年度前期一般

令和7年度入試の小論文は、合計1600文字以内で文章を書かせる問題が出題されました。主に、基礎的な読解力と作文力があるかどうかを試す問題です。文章や図をみて、自分の考えを記述する問題は600文字分ありました。

  • 令和6年度前期:昨今のグローバル化が進む社会を生き抜いていくために、これから、あなたが身につけるべき能力として、どのようなものがあると考えますか。あなたの考えを800字以内で記述してください。
  • 令和5年度前期:沖縄県における保健医療福祉分野の課題について、どのような解決の道があると考えますか。
  • 令和4年度前期:あなたにとって豊かさとは何か、自身の経験をふまえて、あなたの考えを具体的に記述しなさい。
  • 令和3年度前期:新型コロナウイルス感染拡大の現状において、沖縄に必要なことは何だと思いますか。

令和7年度入試から2次試験の配点が上がります。しっかり対策をして合格を勝ち取りましょう!

プログレス進学塾 沖縄県立看護大学の4年間の合格実績(10名中7名合格 合格率70%)。『2024年度入試3名中3名合格』『2023年度入試2名中1名合格』『2022年度入試3名中2名合格』『2021年度入試3名中2名合格』。生徒募集のページはこちら


大学入学共通テストの出願方法

独立行政法人大学入試センターのホームページ

全国大学案内資料管理事務センター

初めに受験案内を入手する

国公立大学の一般入試を受験するためには、大学入学共通テストを受験する必要があります。大学入学共通テストを受験するための書類(受験案内)は、9月から配布開始されます。高校生は、学校経由での出願になります。既卒生や社会人の方は、全国大学案内資料管理事務センターにインターネットで申し込むことで受験案内を入手できます。

「受験案内」の配布開始は9月からです。既卒生と社会人は、インターネットから受験案内を入手できます。高校生は学校経由で出願できますので、大学入学共通テストを受験することを学校の先生に伝えておきましょう。

高卒認定試験に合格された方(見込みの方)も、大学入学共通テストを受験できます。既卒生や社会人と同様に、インターネットで「受験案内」を入手して願書を提出します。第2回高卒認定試験の出願者は、「大学入学共通テスト出願資格申請書」を願書に同封します。

出願期間に注意する

大学入学共通テストに出願するための資料(受験案内)を入手しましたら、必要事項を記入して、出願期間以内に提出する必要があります。出願期間ですが、かなり短いです。昨年は令和5年9月25日(月)〜10月5日(木)(消印有効)までが出願期間でした。出願期間が10日間ほどしかないので、既卒生や社会人の方、高卒認定試験での出願の方は「受験案内」を早めに入手しておく必要があります。

既卒生や社会人の方は、願書に高校卒業証明書も必要になります。出身高校に連絡すれば高校卒業証明書を発行してもらえますが、時期によっては発行までに時間がかかることがあります。高校卒業証明書は8月頃には出身高校に連絡して入手しておきましょう。


沖縄県立看護大学の資料

沖縄県立看護大学のホームページ

沖縄県立看護大学のデジタルパンフレット

国家試験合格率(新卒)

  • 令和5年度 22期生 看護師国家試験合格率100%
  • 令和5年度 22期生 保健師国家試験合格率98.6%
  • 令和5年度 22期生 助産師国家試験合格率100%

オープンキャンパス

オープンキャンパスは毎年7月に開催されています。在学生との交流や看護体験ができます。他にもさまざまなイベントがあります。沖縄県立看護大学を目指している受験生は、ぜひオープンキャンパスに参加しましょう。

2025年6月8日(日)沖縄県看護系大学合同説明会(県内の看護系大学の基本情報・特徴を聞いてみよう)Zoomによるオンライン開催

2025年7月19日(土)沖縄県立看護大学オープンキャンパス(大学紹介、入試説明会、個別進学相談会、キャンパスツアー、ミニ講義、体験コーナー、在学生とのフリートーク、展示コーナー)

募集要項の公表時期の目安

  • 看護学部 特別選抜 9月下旬
  • 看護学部 一般選抜 10月下旬
  • 大学院 博士前期・後期 6月中旬
  • 別科助産専攻 特別選抜 9月下旬
  • 別科助産専攻 一般選抜 10月下旬

令和8年度 別科助産専攻入試は、今年から試験日が早まっています。選抜枠の変更もあります。試験日:令和7年8月30日(土)

住所と電話番号

  • 住所:〒902ー8513 沖縄県那覇市与儀1丁目24番1号
  • 電話番号:098(833)8800
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