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英語学習、補足と解説

英語は、英単語帳などで単語を覚えながら、文法の基礎やリスニングの学習をするといいね。

単語を覚えるのは時間がかかるし忍耐力も必要だけれど、できるだけ早めに取り組んでおくと良いでしょう。メインで英単語を覚えながら、その間に英文法の基礎やリスニングの練習をしておきましょう。英語は慣れです。続けていれば自然とできるようになります。

先週、英検の1次試験の合格発表がありました。当塾では2級の合格者がそこそこの人数いたのですが、実は私が2級受験すると聞いていた生徒は3名だけです。他の生徒さんは、密かに腕試しに受験していたそうで1次に合格していてびっくりみたいな感じでした。

生徒さんに英語の学習でアドバイスしていたのは主に3つあります。①英単語の暗記に早めに取り組むこと、②文法は基本を繰り返すこと、③英語の問題を解くときには、英文やリスニング問題が日常生活とどう結びついているかを考えること。

でもまあ英語は、学習にどれだけの時間をかけたかにもよります。自分のペースでコツコツと継続することが結局は一番です。


上記の文章は直感的なわかりやすさ、短時間で読めることに力点を置いて書きました。以下はもう少し専門的視点からの補足と解説です。

補足と解説

英語学習の専門家の視点から見ると、この文章の内容はかなり妥当です。特に良いのは、英語力を「単語」「文法」「リスニング」に分けて考え、それを同時並行で少しずつ積み上げるという方針です。これは受験英語にも英検にも共通する、非常に現実的な学習設計です。


まず、英単語を早めに始めるという助言は正しいです。英語学習では、語彙力が不足していると、長文読解もリスニングも大きく制限されます。文法を理解していても、単語の意味が分からなければ内容を取ることができません。逆に、知っている単語が増えると、英文を読む速度が上がり、リスニングでも聞き取れる部分が増えます。英検2級や高校入試・大学入試では、語彙力が得点の土台になります。


ただし、専門的に言えば、単語学習は「見るだけ」では不十分です。大切なのは、何度も思い出す練習をすることです。英単語帳を眺めるだけではなく、日本語を見て英語を思い出す、英語を見て意味を言う、例文の中で使われ方を確認する、数日後にもう一度復習する。このように、記憶から取り出す練習を繰り返すことで定着します。英単語は一度で覚えるものではなく、何度も出会って覚えるものです。


次に、文法は基本を繰り返すという助言も重要です。文法は、単に問題集の空所補充を解くためだけのものではありません。英文の構造を正確に読むための道具です。たとえば、主語と動詞を見つける、修飾語がどこにかかっているかを判断する、時制や助動詞から話し手の意図を読み取る。このような力があると、長文読解でもリスニングでも理解が安定します。


英語が苦手な生徒は、難しい文法が分からないというより、基本文法が自動化されていないことが多いです。be動詞と一般動詞、三単現、過去形、不定詞、動名詞、比較、受動態、現在完了、関係代名詞などの基礎が曖昧なまま長文に進むと、英文を読むたびに迷います。ですから、基本を繰り返すという指導は、地味ですが非常に効果があります。


リスニングについての「日常生活とどう結びついているかを考える」という視点も良いです。英検や入試のリスニングは、単なる音当てゲームではありません。多くの場合、学校、買い物、旅行、駅や空港、友人との会話、イベント案内、電話、授業、メールなど、現実の場面を前提にしています。場面を想像できる生徒は、聞こえた単語を手がかりに内容を推測しやすくなります。


専門的には、リスニングには二つの力があります。一つは、音を正確に聞き取る力です。もう一つは、場面や文脈から意味を予測する力です。たとえば “Would you like something to drink?” が完全に聞き取れなくても、レストランや機内の場面だと分かれば、「飲み物をすすめられているのだな」と判断できます。この文脈理解の力は、英検のリスニングではかなり重要です。


一方で、「英語は慣れです」という表現は、受験生や保護者にとって分かりやすい言い方ですが、専門的には少し補足が必要です。英語は、ただ時間をかければ自然にできるようになるわけではありません。正しくは、英語は「適切な方法で、十分な回数触れることで慣れていく科目」です。単語を覚える、文法を理解する、音声を聞く、音読する、問題を解く、復習する。このような意図的な練習を重ねることで、少しずつ処理速度が上がります。


つまり、英語学習で大切なのは「理解」と「反復」と「自動化」です。最初は考えながら読む。次に、何度も練習して迷わず読めるようにする。最後に、英文を見たとき、あるいは聞いたときに、意味がすっと入ってくる状態にする。この段階まで進むには時間が必要です。だからこそ、早めに始めることが重要になります。


今回の英検2級の一次試験合格者の話は、学習効果のよい例です。本人や周囲が「まだそこまでできるとは思っていなかった」と感じていても、日々の単語学習、文法の反復、リスニングへの慣れが積み重なると、ある時点で結果として表れます。英語力は、毎日少しずつ伸びていても本人には見えにくいものです。しかし、試験を受けると、その蓄積が点数として出ることがあります。


受験生に向けて言えば、英語は後回しにしない方がよい科目です。数学や理科のように、単元ごとの理解で一気に伸びる部分もありますが、英語は語彙や音への慣れが必要なので、短期間で詰め込むには限界があります。毎日10分でも20分でも単語に触れる、短い英文を読む、リスニングを聞く。その継続が大きな差になります。


保護者に向けて言えば、英語はすぐに成果が見えにくい科目です。単語を覚えても、翌日のテストですぐ高得点になるとは限りません。文法を勉強しても、長文が急に読めるようになるとは限りません。しかし、基礎の反復を続けている生徒は、ある時期から英文を読む速度や理解の正確さが変わってきます。保護者の方は、短期的な点数だけで判断せず、学習の継続そのものを評価してあげることが大切です。


この文章を専門家の視点で一言にまとめるなら、英語学習は「語彙を土台にし、文法で構造を理解し、リスニングで実際の使用場面に慣れる学習」です。そして、その力は短期間ではなく、継続によって伸びます。


したがって、このブログのメッセージは受験生にも保護者にも適切です。ただし、より専門的に補足するなら、「英語は慣れ」だけで終わらせず、正しい方法で繰り返すから慣れる、早めに始めるから余裕が生まれる、基礎が固まるから応用問題にも対応できる、という点を強調すると、さらに説得力が増します。

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