国公立大学受験、看護医療受験

助産師資格は大学進学がおすすめ、看護学科の助産師教育課程が廃止に

【令和3年度入試、国公立大学の受験倍率(出願最終日)が公表されました】

  • 沖縄県立看護大学の受験倍率は、前期後期合わせて4.2倍
  • 琉球大学は2.9倍
  • 名桜大学は2.6倍

【大学から助産師を目指すには】
令和4年度の入学生から、県立看護大学看護学科の助産師教育課程が廃止になります。同大学から助産師資格を目指す方は、大学卒業後に同大学の別科助産専攻(1年)に進むことになるかもしれません。
令和 4 年度以降の入学生を対象とした看護学部での助産師教育課程の廃止について(沖縄県立看護大学)

毎年、県立看護大の看護学科から10名ほど助産師国家試験に合格しています。別科助産専攻の募集定員は20名です。看護学科の助産師教育課程がなくなった分、別科助産専攻の定員枠が増加されるかもしれません。

【現在、専門学校から助産師を目指すルート】
県内の看護専門学校から、県立看護大学の別科助産専攻に進学するには、特別選抜枠があります。看護専門学校から入学できる特別選抜の定員は5名です。各学校から2名まで推薦されます。

看護専門学校経由で、別科助産専攻に進学するためには、学校で成績優秀者になっておく必要があります。別科助産専攻を希望する学生の中から、学校長が推薦する2名が選ばれます。

県内の看護専門学校は5校(那覇、浦添、おもと、ぐしかわ、北部)あります。各学校から2名選抜された合計10名中5名が別科助産専攻に合格できます。個別学力試験の配点は、専門学校の成績50点、面接試験50点、合計100点です。

専門学校から助産師を目指す方は、少ない推薦枠に入れるように、学校で成績優秀者になれるよう勉強を頑張りましょう!

【助産師資格は大学ルートがおすすめ】
助産師を目指す方は、できるだけ大学経由をおすすめします。大学の方がチャンスが多いし、それに定員枠が広いので有利です。

沖縄県立看護大学の卒業生は、約9人に1名が助産師資格を取得しています。専門学校だと、約80人〜100人に1名が別科助産専攻に推薦で進学できます。

助産師資格は、数字で見ても大学ルートがおすすめです。

【早めの情報収集をしよう!】
県立看護大学から助産師を目指す方は、これから新しい情報が公開されると思うので、定期的に大学のホームページなどで情報収集をしておきましょう。オープンキャンパスにもぜひ参加してください。

助産師資格のルートは、制度が変更になったりして複雑になっています。助産師を目指す方は、早めにしっかり情報収集をしておきましょう。
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